はじめに(概要・移換方法)
確定拠出年金制度は、企業単位で実施する「企業型DC」の他に、自営業者や公務員、専業主婦(夫)なども含む現役世代のほぼすべての方が、年金資産の形成のために任意で加入できる「個人型DC」があります。
「個人型DC」は「iDeCo(イデコ)」の愛称で呼ばれています。
企業型DC加入者が、DC未導入の企業に転職した場合や60歳前に退職した場合には、脱退一時金の支給要件に該当しない限り、企業型DCの資産をiDeCoに移換することになります(または、通算企業年金に移換も可能です)。
現役世代のほぼすべての方がiDeCoの「加入者」として自ら掛金を拠出することができますが、掛金の拠出をせずに年金資産の運用のみ行いたい場合は、「運用指図者」となることもできます。なお、iDeCoの加入者(または運用指図者)が、企業型DC導入企業に就職した場合でも、iDeCoの継続は可能ですが、企業型DCに移換することもできます。
企業型確定拠出年金(企業型DC)に加入されていた方
60歳前の転退職時には、iDeCoか、転職先の企業型DCに年金資産を移換する必要がありますが、その手続きは加入者自身で行う必要があります。
手続きを失念したまま企業型DCの加入資格喪失から6カ月を経過すると、年金資産が国民年金基金連合会に自動的に移換されて、積立や運用指図ができない状態となり、セカンドライフに向けた資産形成に支障をきたすことが懸念されます。

ろうきんは、「生涯生活設計を支援する取組み」の一環として、全国13の労働金庫がiDeCoの運営管理機関となり、企業型DCからiDeCoへの移換手続きをご案内することで、労働組合を積極的にサポートしています。
- ろうきんiDeCo(個人型年金プラン)のご案内
全国のろうきんで取扱いしております「ろうきんiDeCo(個人型年金プラン)」については、「ろうきんiDeCoスペシャルサイト」をご参照ください。iDeCoの制度取扱について詳しく解説しているほか、ガイドブックや申込書類などの資料請求を受け付けております。
- 60歳前に転退職された方(iDeCo)