ろうきんの勤労者の
資産形成に係る役割発揮宣言ろうきんは、退職金・企業年金を
守る取組みをサポートします
企業年金は、公的年金とともに退職後の生活を支える重要な役割を担っています。
近年、企業年金を取り巻く環境は、確定給付型の企業年金制度における積立不足の問題や、退職給付に係る会計基準の変更、確定拠出年金における加入者拠出(マッチング拠出)の開始など大きく動いており、労働組合に求められる役割も一層大きくなってきています。
<ろうきん>では、労働組合の退職金・企業年金を守る取組みをサポートするために、企業年金に関する情報提供や労働組合向け研修会の開催・研修用動画の提供、確定拠出年金における元本確保型商品の提供や、iDeCo(個人型確定拠出年金)の対応を実施しています。
- 退職金・企業年金を取り巻く環境
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- 企業年金に係るろうきんの取組み
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企業年金に関する情報提供
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企業年金は、経済情勢や運用環境との関係も深く、また関連法令や会計基準などの変更も少なくありません。それらの時事問題や各種情報を労働組合が適確にキャッチできるよう「ろうきん企業年金NEWS」を定例発行するとともに、動画など、各種研修用ツールを作成し、労働組合への情報提供に努めています。
労働組合向け企業年金研修会の開催
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企業年金の見直しは、専門的な知識を必要とする反面、給料・一時金とは異なり毎年議論することは稀で、世代交代によって経験のある労組役員が少ないケースもしばしばみられます。
労組役員が必要な知識を持って企業年金の見直しに関する労使協議に臨むことができるよう、企業年金セミナーを行っています。
ろうきんDC定期預金の提供
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ろうきんは、確定拠出年金(企業型DC)の運用商品ラインアップとして選定いただける「ろうきん確定拠出年金定期預金」(期間:5年・1年、商品提供機関:労働金庫連合会)を取扱っています。
「ろうきん確定拠出年金定期預金」の特徴は、- (1) お使いいただきやすい金利
- (2) 高い信用力
- (3) 多くの利用実績 です。
ろうきんDC定期預金は商品提供機関である労働金庫連合会がお預かりするので、地域の労働金庫でお預かりしている財形貯蓄やエース預金などとは分けて資産管理されることから、ペイオフの分散になることも特徴です。
また、全てのレコードキーピング(RK)会社と接続しており、制限なくご利用いただくことが可能です。
確定拠出年金解説動画の提供
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確定拠出年金は、加入者が自身の責任において資産運用を行う、いわゆる自己責任での運用が求められますが、その一方で事業主は加入者に対して適切な投資教育を継続的に実施する責務があります。
ろうきんは、確定拠出年金の制度説明から資産の見直しの方法まで、目的に応じた研修用動画をご用意し、労働組合をサポートしています。
YouTube「ろうきん公式チャンネル」 に掲載しておりますので、ぜひご活用ください。
iDeCo(個人型確定拠出年金)への移換手続きをサポート
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確定拠出年金(企業型DC)は、加入者が離職した場合や転職先に確定拠出年金(企業型DC)がないなどの場合に、iDeCoに資産を移換する必要があります。移換手続きは、加入者自身が行う必要がありますが、手続きを行わないまま6ヵ月が経過すると、資産が国民年金基金連合会に自動移換されて積立や運用指図ができない状態となり、セカンドライフに向けた資産形成に支障をきたすことが懸念されます。
ろうきんは、「生涯生活設計を支援する取組み」の一環として、全国13の労働金庫がiDeCoの運営管理機関となりiDeCoへの移換手続きをご案内することで、労働組合を積極的にサポートしています。
※iDeCo(イデコ)とは
iDeCoとは、個人型確定拠出年金の英語表記である individual-type Defined Contribution pension plan からとった愛称です。
公務員や専業主婦(夫)、企業年金に加入している会社員も含め、基本的に国民年金の被保険者が加入できる制度です。2022年5月の制度改正で、60歳以上でも国民年金の第2号被保険者⼜は国民年金の任意加入被保険者(※)であればiDeCoへの新規加入・継続加入が可能となり、同年10月の制度改正では企業型DCの加入者も規約の定めや事業主掛金の上限の引き下げがなくても原則加入が可能となりました。また、2024年12月の制度改正により、個人型確定拠出年金の拠出限度額は、月額55,000円-(各月の企業型DCの事業主掛金額+DB等の他制度掛金相当額)(ただし、月額20,000円を上限)となりました。
※国民年金の任意加入被保険者は65歳までろうきんiDeCoについての詳しいご案内はこちらです。