労金連のご案内 ごあいさつ
理事長 森田則夫 皆さま、労働金庫連合会のホームページへようこそ!

労働金庫〈ろうきん〉は1950年に兵庫県と岡山県に設立されたのがはじまりです。敗戦後、普通の金融機関からお金が借りられず、高利に苦しんでいた勤労者を救うために、勤労者自らの手で作られた金融機関です。以来、ろうきんは「働く人の夢と共感を創造する協同組織の福祉金融機関」として、働く人の日々の暮らしを支援してきました。

今日まで〈ろうきん〉は、財形による貯蓄推奨、多重債務問題への積極的な取り組み、退職後の生活を支える企業年金に係る「役割発揮宣言」の取組み等を地域に密着して展開してきました。現在、全国に13ある〈ろうきん〉は、633の店舗(2017年9月末現在)を有し、その預金残高は約19兆円、住宅・自動車・教育ローンなどの貸出金残高は約12兆円に及び、とりわけ財形貯蓄は契約件数、貯蓄残高ともに業態別で第一位となっています。
また、企業型確定拠出年金向けに提供している「ろうきんDC定期預金」残高は、6,404億円(2017年9月末現在)と元本確保型商品としては、金融界トップに位置しております。

現在、〈ろうきん〉は、業態をあげて「勤労者との生涯取引」の推進に取り組んでいます。勤労者の生活設計のアドバイスをはじめ、子育てや教育、マイホーム、介護、退職後の資産の管理・活用などそれぞれのライフステージにおけるあらゆる資金ニーズに良質な商品・サービスで応えてまいります。
2017年1月の法改正で、個人型確定拠出年金(iDeCo)の利用対象者が公務員・専業主婦等を含めた全勤労者に拡大されました。これに伴い、iDeCoの運営機関である〈ろうきん〉では、新たに「ろうきんiDeCo(個人型年金プラン)」の取扱いを開始したほか、新たな利用対象者向けの制度説明会の開催や特設Webサイト「ろうきんiDeCo個人型確定拠出年金スペシャルサイト」および専用コールセンターの開設など、制度の特徴や税制優遇などの情報提供に努め、勤労者の年金資産形成の促進に取り組んでいます。

2017年6月、労働金庫連合会は、よりお客さまに信頼される〈ろうきん〉を目指して、「お客さま本位の業務運営に関する方針」を公表しました。〈ろうきん〉は、「非営利」「直接奉仕」「会員平等」の原則にもとづき、これからもお客さまである勤労者一人ひとりの生涯にわたり、お客さまの立場に立った良質な価格・サービスを提供してまいります。

さて、労働金庫連合会は、全国13の〈ろうきん〉を会員とする中央金融機関として、オンラインシステム「アール・ワンシステム」の開発・運営、〈ろうきん〉間の資金需給調整、〈ろうきん〉の余裕資金の効率的な運用など、〈ろうきん〉が行う金融活動を支える役割を担っています。

2016年3月からは、ほぼすべてのコンビニエンスストアのATMでの「お預入れ」「お引出し」「残高照会」が24時間365日ご利用いただけるようになりました。また、2017年8月からは、インターネットでの投資信託の販売を開始したほか、10月からはスマートフォンによる普通預金口座開設サービスを開始するなど、「アール・ワンシステム」を最大限活用したサービス向上を進めております。

労働金庫連合会では、2010年に社会的責任投資(SRI)原則を制定し、財務分析に加えてESG(環境・社会・ガバナンス)課題を考慮して投融資先を決定する「ポジティブ・スクリーニング」と、不適格な投融資を抽出する「ネガティブ・スクリーニング」を実施しています。2017年9月には、国連が提唱する責任投資原則(PRI)に署名しました。引き続き、社会的責任投資(SRI)を通して、「ろうきん理念」にある、人々が喜びをもって共生できる社会の実現を目指していきます。

また、労働金庫連合会がCSR活動として実施している「ろうきん森の学校」は、2015年に「国連生物多様性の10年委員会(UNDB-J)」が推奨する連携事業に認定され、さらに、2016年には、第5回いきものにぎわい企業活動コンテストにおいて「公益社団法人国土緑化推進機構理事長賞」を受賞しました。この「ろうきん森の学校」は、日本の里山再生をテーマに福島・富士山・広島・新潟・岐阜の5地区で、現地のNPO・地域の方々とともに多様なプログラムを実践するもので、この12年間で延べ15万2,500人を超える方々が参加しました。 これら、労働金庫連合会と〈ろうきん〉が各地域で取り組んでいる様々なCSR活動は、Webコンテンツ「ろうきんCSR広場」で紹介しています。〈ろうきん〉を利用いただいている多くの方々に『自分たちの預けたお金が、勤労者のため、世の中のために役立てられている』と実感していただければ幸いです。

〈ろうきん〉にとって、単に預金を増やし、貸出を伸ばし、利益をあげること自体が目指すべきゴールではありません。2010年のILOレポートは、〈ろうきん〉を「世界でもユニークな社会的良心を有する金融機関」として詳しく紹介しています。そのような評価にふさわしく、より質の高い商品・サービスを提供し、非正規の勤労者や中小企業の勤労者を含め、働くすべての人にとって、最も身近で信頼される金融機関を目指します。

今後とも、皆さまの一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2018年1月

中江公人