労金連のご案内 ごあいさつ
労働金庫連合会理事長 中江 公人 皆さま、労働金庫連合会のホームページへようこそ!

労働金庫〈ろうきん〉は1950年に兵庫県と岡山県に設立されたのがはじまりです。敗戦後、普通の金融機関からお金が借りられず、高利に苦しんでいた勤労者を救うために、勤労者自らの手で作られた金融機関です。以来、ろうきんは「働く人の夢と共感を創造する協同組織の福祉金融機関」として、働く人々に寄り添い、その日々の暮らしを支援してきました。

労金連は、全国13の〈ろうきん〉を会員とする中央金融機関として、ろうきんらしい商品やサービスの開発・提供、〈ろうきん〉間の資金需給調整、〈ろうきん〉の余裕資金の効率的な運用、業態統一オンラインシステム「アール・ワンシステム」の開発・運営など、〈ろうきん〉が行う金融活動を支える役割を担っております。

労金連の2018年度の業績は、総資産10兆8,024億円、預金残高7兆5,747億円、当期純利益109億円、自己資本比率25.77%となりました。現在の金融経済環境や資金調達状況を踏まえ、低金利への対応として投資対象の拡大を図ったことなどにより、当期純利益は計画を上回る水準を確保することができました。

2019年3月、ろうきんはSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取組みを強化するため、「ろうきんSDGs行動指針」を策定しました。
SDGsのスローガンである「誰一人取り残さない」や、全ての人々が必要な金融サービスにアクセスでき利用できる状況をめざす、いわゆる「金融包摂」の考え方は、ろうきんの設立経過や理念、ビジョンと合致するものです。
「ろうきんSDGs行動指針」の中で、「ろうきんは、勤労者の大切な資金を社会や環境等に配慮したESG投資などを通じて、持続可能な社会の実現に質するお金の流れをつくりだしていく」ことを掲げています。
労金連では、2010年4月に社会的責任投資(SRI)原則を制定、2017年9月にはろうきん業態を代表して、国連が提唱する責任投資原則(PRI)に署名しました。SRIファンドへの投資残高は年々増加し、2018年度末の残高は288億円となりました。2019年4月には常務会の下に「ESG投融資推進委員会」を設置するとともに、ポジティブスクリーニングを導入することによって、ESG投資の一層の推進を図っています。

また、〈ろうきん〉では、「財形貯蓄」や「iDeCo」、「つみたてNISA」といった勤労者に適した制度の有効活用などを提案しながら、勤労者の生涯にわたるライフプランや資産形成をサポートしています。

労金連では、このような〈ろうきん〉の取組みを支援し、2019年4月に労金連のウェブサイトに「ろうきんとつくるあなたの Life Plan」を公開しました。労金連が選定する投資信託では、わかりやすくて信託報酬の低い商品やESG課題を考慮した商品など、50以上の商品を揃えております。iDeCoにつきましては、加入件数が2019年5月末で13万件を超え、金融機関の中でもトップクラスの実績をあげています。
各商品のラインナップ・販売実績などは「お客さま本位の業務運営」に関する取組状況として、労金連のウェブサイトにて公表しております。
また、お客さまサービスの向上に向けて、ペーパーレス化や非対面取引の拡充を図るとともに、キャッシュレスサービスへの対応などの課題に取り組んでまいります。

労金連が2005年に開校した「ろうきん森の学校」は、2018年度までの参加者が18万人を超えました。2019年度には、活動15周年を記念したイベントも予定しております。今後も、全国5地区のNPOと協同し「森づくり」から「人づくり」、「地域づくり」につながる環境教育事業として、一段と活動を展開してまいります。

ILO(国際労働機関)が2019年3月、設立100周年を機に、世界的にもユニークな日本の労働金庫についてのレポートを公表しました。
このレポートには、一貫して、社会的に弱い立場にある勤労者に対する金融包摂、金融セーフティネットの役割をろうきんに強く期待するメッセージが込められています。ろうきんは、その期待にしっかりと応えていく所存です。

労金連は、「中央金融機関としての役割・機能」を最大限に発揮し、勤労者の資産形成促進の取組み、商品・サービス・チャネル戦略の強化や新たなIT技術の活用などを通じて、引き続き業態の共通課題である事業基盤の深化・拡大を図り、勤労者の生活向上というろうきんの使命を徹底追求してまいります。

今後とも、皆さまの一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2019年8月


中江公人