高齢夫婦無職世帯の家計収支
(注) 1 高齢夫婦無職世帯とは、夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯である。
2 図中の「社会保障給付」及び「その他」の割合(%)は、実収入に占める割合である。
3 図中の「食料」から「その他の消費支出」までの割合(%)は、消費支出に占める割合である。
出典:総務省「家計調査報告(2019年)」
特に注目を集めたのが、老後に必要なお金はいくらになるのかという部分。平均的な収入・支出の状況から、夫が65歳以上、妻が60歳以上の夫婦のみの無職の世帯では、年金収入だけでは足りず、毎月約5万円の赤字が出て、老後20年では約1,300万円、老後30年では約2,000万円の赤字になるとの試算がありました。
公的年金だけでは生活費が足りず、年金とは別に、多額の老後資金を自分で準備しなければならない、という認識が多くの人の中で広まったのです。
しかしながら、この試算はあくまでひとつの参考例。生活環境や生活スタイル、ライフイベントなど個人の状況によって老後に必要となる資産額は異なります。
長寿化が進み、「人生100年時代」とも言われる今、セカンドライフを自分らしく楽しみ、豊かに過ごすために、セカンドライフについてじっくり考えることから、老後に向けた準備を始めてみませんか。