労金連は、2005年に創立50周年を記念して、「ろうきん森の学校」を開校しました。
「ろうきん森の学校」は、「会員が行う経済・福祉・環境および文化にかかわる活動を促進し、人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与する」を理念に掲げる〈ろうきん〉と、「人・自然・地域の共生する暮らしの実践を通じて感謝の気持ちと誇りを持って生きている社会を目指す」を理念に掲げるNPO法人ホールアース自然学校が共感・協働して、全国5地区のNPOと共に活動を展開しています。
これまでに、「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」が推奨する連携事業に認定されたほか、第5回いきものにぎわい企業活動コンテストにおいて「公益社団法人国土緑化推進機構理事長賞」を受賞するなど、各方面から、長期にわたる活動に対する評価をいただいています。また、ひろしま自然学校(広島地区)においては、里山コモンズ自然学校としての実績が認められ2024年前期の「環境省自然共生サイト」に認定されました。
3つのキーワードと6項目の基本方針に基づく各地区の具体的な活動は、SDGsの「目標15.陸の豊かさも守ろう」はもちろん、「目標3.すべての人に健康と福祉を」、「目標4.質の高い教育をみんなに」、「目標13.気候変動に具体的な対策を」、「目標17.パートナーシップで目標を達成しよう」など複数の目標の連鎖的な達成につながっています。
「ろうきん森の学校」は、2005年の開校から最初の10年間を「第Ⅰ期」、2015年からの10年間を「第Ⅱ期」として取り組んできました。2025年以降は単年度ごとの活動(支援)として取り組み、全国5地区のNPO等と連携して活動を継続していきます。

豊かな森の再生
荒廃した山林の整備を通じて、地域の森林の持つ多様性を取り戻し、地域の自然を再生します。
また荒廃した森林を整備する取組みの中から、参加者自身の意識が変わることを目指します。
人材育成
〜森づくりから始める人づくり〜
多様な森づくりの活動に関わることにより、健康の維持と共に精神的な安らぎと豊かな心を育みます。
里山管理の技術に留まらない、環境教育的視点を持った人材の育成を行います。
プログラム開発
〜「循環型地域モデル」の発信〜
脈々と受け継がれてきた里山の暮らしを見直し、誰でも参加できる体験プログラムを行うことにより、里山を生かした暮らしの提案「循環型の地域モデル」を発信します。
自然ふれあい事業の実施
〜地域とともに〜
現地事業者を核に、地域住民・行政・学校・企業と協働/連携しながら、事業をすすめるほか、現地事業者が主体性を持って継続的に取り組んでいけるような働きかけと、仕組みづくりを行います。
活動の3つの柱
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森を育む
植樹、間伐、
下刈り等の森林整備活動 -

人を育む
森づくりや環境教育、
リーダーの育成 -

森で遊ぶ
里山を活用した自然体験・
環境教育プログラムの開発と実施
キーワード
- 厳しい環境の中ではたらく勤労者等に精神的な安らぎを与える「緑」
- 身体を動かす喜びと「健康の維持」
- 「地球環境保全」への共感と参画
基本方針
- 地球温暖化防止に対して足元から取り組みます。
- 地域の多様な自然を取り戻します。
- 里山を活かした暮らしの提案・発信をします。
- 森づくりから始める人づくりを行います。
- 地域全体で活動に取り組みます。
- 自律した運営をめざします。







