労金連のCSR活動

「ろうきんの理念」の実現のために

労働金庫連合会(労金連)は、〈ろうきん〉業態の系統中央金融機関として “人々が喜びをもって共生できる社会の実現に寄与すること”という「ろうきんの理念」の実現のため、経営方針の一つの柱としてCSRを重視した経営を積極的に掲げ、SRI(社会的責任投資)や「ろうきん森の学校」事業などのCSR活動に継続的に取り組んでいます。

SRI(社会的責任投資)の取組み

写真:資金運用の職場風景
フロー図:勤労者、ろうきん利用者が、全国13のろうきんに預金し、全国13のろうきんは労金連に余裕資金を集中させます。労金連が全国13のろうきんを代表してSRI投資を行い、投資を通じた社会課題の解決を目指します。また、SRI投資による運用益は、全国13のろうきんに還元され、勤労者、ろうきん利用者へのサービスを向上にも役立っています。

〈ろうきん〉は、会員や間接構成員の皆さまからお預かりした生活資金を住宅ローンなどの貸出金として役立てています。

労金連は、その貸出金以外の資金を集中し、効率的に運用することで、〈ろうきん〉に安定的に収益を還元する役割を果たしていますが、会員や間接構成員の皆さまからお預かりした生活資金の運用においても、社会性に十分配慮することが必要であるとの考え方に基づき、SRI(社会的責任投資)に取り組んでいます。

SRI(Socially Responsible Investment)とは、財務分析だけでなく、環境(Environmental)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)などの企業の非財務的要素の分析も加えて、投資先を決定する手法のことです。

その他にも、21世紀金融行動原則の主旨が「ろうきんの理念」および労金連の経営方針に掲げる「社会的責任(CSR)経営」に通底する取組みであり、「SRI(社会的責任投資)原則」の実践がガイドラインの取組事例と一致していることなどから、本原則に署名しこの金融行動原則の趣旨に基づく取組みを推進していきます。

21世紀金融行動原則は、日本における環境金融の裾野の拡大と質の向上を目指し、持続可能な社会の形成のために必要な責任と役割を果たしたいと考える金融機関の行動指針として策定されました。

「ろうきん森の学校」事業

写真: 「ろうきん森の学校」、ロゴ:国連生物多様性の10年日本委員会『この事業は「国連生物多様性の10 年日本委員会(UNDB-J)」が推奨する事業として認定を受けています。』
図:「ろうきん森の学校」の全国拠点マップ。富士山地区 NPO法人 ホールアース研究所、福島地区 NPO法人 いわきの森に親しむ会、新潟地区 NPO法人 魚沼伝習館、岐阜地区 NPO法人 グリーンウッドワーク協会、広島地区 NPO法人 ひろしま自然学校

労金連50周年記念社会貢献活動の一環として、豊かな森の再生・環境問題に取り組む人材育成を柱とした森林環境教育事業として、2005年に「ろうきん森の学校」が開校しました。

2015年4月には、第Ⅱ期として2024年までの10年間に及ぶ事業をスタートし、富士山、福島、新潟、岐阜、広島の全国5地区で、日本の里山再生をテーマに森を育む(植樹、間伐・下刈り等の森林整備活動)、人を育む(森づくりや環境教育リーダーの育成)、森で遊ぶ(里山を活用した自然体験・環境教育プログラムの開発と実施)などの活動を展開しています。

2015年10月には、長期にわたって継続的に活動に取り組んできたことが評価され、「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」が推奨する連携事業に認定されました。

「ろうきん森の学校」は、「森づくり」から始まる「人づくり・地域づくり」につなげる環境教育事業のより一層の発展を目指して取組みを継続します。

東日本大震災復興支援

写真:紙芝居「命の次に大切なもの」の表紙
写真:会場風景

被災地東北の昔話や被災体験の紙芝居、ミニライブやトークショーなどを通じて福島の今を学び、震災を風化させないためのイベント「ふくしま被災地まち物語東京7DAYS」が2015年3月に労働金庫会館で開催されました。労金連は労働金庫会館をイベント会場として提供するとともに、労金協会や日本労信協とともにボランティアスタッフとして本イベントの運営をサポートしました。

被災者支援・復興支援の輪は大きな広がりを見せ、一般参加者はのべ800人を超え、主催側スタッフを含めると、のべ1,000人以上が本イベントに参加しました。また、「東北まち物語紙芝居化100本プロジェクト」がきっかけとなり結成され、紙芝居の語り部となった「浪江まち物語つたえ隊」や「おおくま紙芝居一座」など被災者の方々を本イベントに招くために実施されたクラウドファンディングには、100名を超える方々から目標金額を大きく上回る支援の手が差しのべられました。

その他、被災者支援の取組みを行う東北ろうきんを支援するため、労金連の特別貸付制度に基づき同金庫に対して貸付を実行するなど、支援の輪が広がることを願って引き続き被災地支援に取り組んでいきます。